やま設計
わたしたちは、東京・京都の2つの都市を活動拠点としている空間設計組織です。
主な活動としては、都市や村, 建築やプロダクトなどあらゆる表現形式の空間デザインを行っています。
ある1つのプロジェクトに対して「このプロジェクトではどのような方法が必要なのか?そもそもどのようなビジョンやコンセプトを設定すれば良いのか?誰と共に作りあげていけばよいのか?」のようにプロジェクト全体の枠組みから深く思考し、丁寧なデザインを行っていきます。
形式から考えること
例えば、建築を作ると一言に言っても「住宅か店舗か学校なのか?それをどこに計画するのか?何人ぐらいの人たちがどれぐらいの頻度で使うのか?その人たちはどんな性格でどういう環境背景を持つ人たちなのか?」というように1つとして同じプロジェクトはありません。場合によっては「建築を作る」という目標設定自体が適切ではないこともあり、プロジェクトに応じた必要な形式を考えます。
空間を作るということは何か新しい挑戦を始めるということでもあります。その多くは既存の概念 / フレームにぴったりと当てはまっていないことが大半だと思っています。それら新たな空間づくり=挑戦に対して丁寧に形式から考えることを大事にしています。
深い対話から共につくる
プロジェクトを作っていくときには、必ず物事を決めるための条件が必要となってきます。共にプロジェクトを作りあげていく事業者様 / 施主様(=お客様)から頂く要望は、実は必ずしも絶対条件ではないことが多々あります。[ 要望=条件 ]ではなく、要望は条件にする前のコミュニケーションの一手となります。「その要望はどこから来たものか?」「そうであればこういうことが言えるのではないか?」と真意を掘り下げていく深い対話によってプロジェクトの根幹を発掘し、共に新たなモノを作るプロセスも含め、楽しむことを大切にしています。
必要であり豊かな空間
デザインを行う前にやるべきプロセスは多々ありますが、成果物としての「空間」に対するこだわりを最重要に位置付けています。その空間を作るためには多くのデザイン作業を行っていく必要があります。
ところでデザインとは何か?デザインという言葉の語源には諸説ある中で「指し示す」という表現が私たちの活動には適当かと思います。つまりは作っていくためには誰かに伝えなくてはいけないことである、ということです。デザイナーは1人でに物事を決めていくのではなく、共に作っていく人たちとの深い対話の中で作り上げ、それらを取りまとめ表現して指し示していきます。その多大なコミュニケーションの積み重ねの結果が豊かな空間を立ち上げていくものであると考えています。